夢の中に、自分の「ほんとうの願い」が隠れてる?
学生の頃、わりと本を読んでいました(内容は…だいぶ忘れましたが😅)。
その中の1冊が、ジークムント・フロイトの『夢判断』。
でも正直、難しすぎて…過去、上巻で挫折しました💧
そんな私でも手が出せたのが、NHKの「100分de名著」。
2024年4月に『夢判断』が特集されていました!読むよりもグッとハードルが下がって、内容もわかりやすかったです。
夢って、実は「無意識の願望」が隠れている!?
フロイトは、「夢は無意識の願望充足である」と考えました。
つまり、普段は抑えている欲求や感情が、睡眠中に夢として現れるというのです。
しかも夢に出てくる出来事や登場人物は、しばしば本当の意味を“象徴”で隠しているとのこと。
たとえば
・怒っている夢 → 実は不安の象徴だったり
・空を飛ぶ夢 → 自由になりたい願望の表れだったり
そんなふうに、夢はただの“謎”じゃなくて、心の深いところを映す鏡かもしれないのです。
フロイトが提唱した「夢の4つの加工プロセス」
夢は、ただのランダムな映像ではなく、無意識の内容をそれとなく表現するために加工されているといわれています。
- 圧縮(凝縮):複数の思いや記憶が1つのイメージにまとまる
- 置き換え(移動):本当の対象が、別の物や人にすり替わる
- 象徴化:感情や欲望が、間接的なイメージとして表現される
- 二次加工:つじつまが合うように夢が“編集”される
だから夢って、一見めちゃくちゃでも、意味があるかもしれないんですね。
現代の視点から見た「夢判断」
フロイトの理論は、現代の心理学にも大きな影響を与えましたが、同時にいくつかの限界も指摘されています。
- 科学的に検証しにくい部分が多い
- すべての夢が「願望充足」とは言いきれない
- 文化や個人差によって、象徴の意味は変わる
それでも、夢をきっかけに自分の内面をのぞいてみるという視点は、今でも有効です。
「なんでこんな夢を見たんだろう?」というモヤモヤに、ちょっとヒントがあるかもしれません。
自分の本当の願望がわからない時は…
「何がしたいかわからない」「なんだかモヤモヤする」
そんな時、夢の中にヒントがあるかもしれません。
夢は、心の声をちょっと遠回りに伝えてくることがあります。
スピリチュアルではなく、自分との対話のひとつの手段として、夢を活用してみるのも面白いかも。
こんな人におすすめ
- 最近、変な夢ばかり見る人
- 自分の「本当の気持ち」がよくわからない人🖐️私です(笑)
- モヤモヤしてるけど、言葉にできない人🖐️私です(笑)
本当の気持ちって、自分でもわかりづらいもの。
だからこそ、夢をちょっとだけのぞいてみるのもアリかも、です😊
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