立場が変わると人は変わる?—豹変したあの人から学んだ“思いやり”の本質

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最終更新:2025年9月28日

立場が変わると人は変わる?—豹変したあの人から学んだ“思いやり”の本質

「あの人、こんな人だったっけ?」
立場が変わった途端、態度も変わる人に戸惑ったことはありませんか?
私はその経験から、人の変化と“思いやり”について深く考えるようになりました。

最初は「感じのいい人」だった

最初に出会ったとき、その人は穏やかで優しく、思いやりのある感じ。
周囲にも好印象を与えるタイプでした。
ところが、仕事で少し上の立場になると、態度が徐々に変わっていったのです。
私に対して、横柄で冷たいと感じる言動が増えて、今までとはまるで別人のようでした。

周囲との温度差に悩んだ日々

違和感を覚えても、周囲に相談すると「え?そうかな?」という反応ばかり。
自分だけが変に感じているのでは…と悩み、人間不信になりかけていました。

昇進とともに広がる横柄さ

私と仕事の関係が離れたその後も、その人は仕事をそつなくこなし、持ち前の要領の良さで幹部と仲良くなり、昇進していきました。
昇進して権力を持つにつれ、横柄さも徐々に多数の人に向けられるようになったようです。
今では誰に聞いても「ちょっと酷いね」と共感される状況です。

「善意」と信じていても、周囲は…

今振り返ると、その人は自分を悪人だとは思っていなかったのだと思います。
むしろ、善人、仕事を頑張る貢献者だと思っている可能性は高いです。今も。
人は、自分の行動を「善」だと信じている限り、周囲からはどう見えているのか自覚がないことがあります。

思いやりを持てているかどうか

権力を持つと人は豹変することがあるけれど、皆がそうなるわけではありません。
振り返って考えられる、上下関係なく思いやりを持ち続けられるかが大事だと、私はこの体験から学びました。
権力者でなくても、親子関係や職場の立場でも同じです。
「良かれと思ってやったこと」が、相手にとって本当に良いことなのか、思いやりを持てているのか。
立ち止まって振り返ることが、優しさの第一歩なのだと感じています。

あとがき

あの人の豹変ぶりを見て、私は「どんな状況でも、思いやりを忘れずにいたい」と強く思うようになりました。
信頼も、思いやりも、立場に左右されないものにしたい。それが本当の信頼、思いやりなのだろう。
そんな風に思っています。

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