最終更新:2026年3月7日
もやもやしたら
「思考実験」してみよう
頭の中で「もしこうだったら?」と試してみるだけでいい。
何かが気になって、ぐるぐると考え込んでしまう。
そんなとき、ふとこんな言葉が浮かんできました。
💬 思考実験してみればいいんだよ。
難しそうに聞こえるけれど、実はとてもシンプルなこと。
「もし〜なら?」と頭の中で試してみる、それだけです。
🔍 思考実験とは?
思考実験とは、実際に手を動かすのではなく、頭の中で
「もし〜なら?」 と仮定して考える手法のこと。
複雑な問題をいったん単純化することで、感情の渦を少し外側から眺めることができます。
「思考実験(Gedankenexperiment)」という言葉を初めて用いたのは、オーストリアの
物理学者・哲学者エルンスト・マッハ(1838〜1916)。
1883年刊行の著作『力学の発展史』が初出とされています。
ただし「もしこうだったら?」と仮想して考えるという行為自体は、
古代ギリシャ(「アキレスと亀」など)にまで遡ると言われています。
⚗️ 代表的な思考実験
テセウスの船
部品をすべて取り替えた船は、同じ船と言えるか?
「同一性」とは何かを問いかける、古代ギリシャ生まれのパラドックス。
📜 古代ギリシャに起源を持ち、歴史家プルタルコスが記録に残した。
シュレーディンガーの猫
量子力学では「観測するまで状態が確定しない」という考え方がある。
これを日常スケールに置き換えた場合の奇妙さを示した思考実験。
📜 1935年、物理学者エルヴィン・シュレーディンガーが量子力学の不完全さを指摘するために考案。
トロッコ問題
暴走するトロッコを切り替えて1人を犠牲にし5人を救うか、それとも何もしないか——
「行動すること」と「見過ごすこと」の倫理的な違いを問う。
📜 1967年、イギリスの哲学者フィリッパ・フットが論文で初めて提示。
💡 もやもや思考への応用
難しく考えなくて大丈夫。日常の「もやもや」にも、こんなふうに応用できます。
-
1
漠然と考えていることを言葉にしてみる
「何が気になっているのか」を書き出すだけで、もやもやが少し輪郭を持ち始めます。
-
2
「もしそうなったら?」と仮定してみる
最悪のケース、最良のケース、どちらも頭の中で試してみましょう。
-
3
別の可能性も仮想してみる
ひとつの見方だけでなく、複数のシナリオを思い描いてみます。視野が広がります。
こうして頭の中で未来を「試す」ことで、感情に巻き込まれる前に少し冷静になれる気がします。
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🌟 最後に
もやもやの渦に巻き込まれそうになったら、
まず「思考実験」してみよう。
自分が今、何をどう考えているかを理解すること。
その上で、どう行動するかを考えること。
それが、もやもやから抜け出す第一歩になるのかもしれません。
ひとつの見方にとらわれず、いくつかの可能性を思い描いてみる。
「もしこうだったら?」と考えるだけで、
心の中に少し余白が生まれる気がします。
そんな習慣を、少しずつ育てていけたらいいですね。


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